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四十肩?五十肩? その3 ~アプローチ~

欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

本日は、四十肩・五十肩へのアプローチを
ご紹介致します。

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症状は1年から1年半ほど続きますが、
痛みは自然に軽くなっていく
と言われています。
(個人によって治まるまでの期間は異なります)
しかし、
そのまま放置すると日常生活の不自由が続き、
運動障害が残る可能性
もあります。
四十肩・五十肩の症状を自覚したら、早めに
医療機関を受診しましょう。

【治療のタイミング】
四十肩・五十肩には大きく2つの期間に分けて
治療に入る必要があります。

①急性期
肩の痛みが徐々に広がっていく時期です。
無理に肩を動かしたり、運動を続けてしまうと、
症状が悪化してしまう可能性があります。

また、この時期は肩を冷やしてしまうと痛みが
強くなるので、温めて安静に過ごしましょう。
重い物を持つ事も極力避けてください。

②慢性期
痛みは徐々に治まってくる時期ですが、同時に
肩関節の動く範囲が狭くなり日常生活の動作に
支障をきたす事があります。

引き続き肩を温めながら、肩関節の動く範囲を
広げるために体操やストレッチ
などを始めます。

【医療機関での治療】
①薬物療法
多くは非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用され、
一般的には錠剤で処方されます。
最近ではシップやテープなどの外用貼付剤
使用も増えていますが、かぶれに要注意です。

あまりに痛みがひどい場合、ステロイド剤や
局所麻酔を混ぜ合わせたものが使用されます。

②運動療法
肩の痛みが引いてきたら、少しずつ温めながら、
肩関節を動かします。

徐々に動きが良くなれば、積極的に動かします。
基本は自宅で行えるコッドマン体操を行います。

改善されない場合は医療機関に通院しリハビリを
開始します。
当院では運動療法に合わせて温熱療法や
超音波療法などを行います。


コッドマン体操(振り子体操・アイロン体操)
腕やアイロン位のおもりを使って、肩関節周辺の
筋肉を伸縮させます。
①痛くない方の手を机に置き身体を支えます。
     ↓
②痛む方の腕を下に垂らします。
     ↓
③膝を軽く曲げ腰から上の上半身を揺らします。
     ↓
④揺らす反動を利用して腕を前後に振ります。
     ↓
⑤同じリズムで腕を左右に振ります。
     ↓
⑥同じリズムで腕を時計回りや反時計周りに円を
描くように大きく振ります。

コツは、腕の力で振るのではなく、上半身を
揺らした反動を利用して行う
ことです。
途中で痛みが出る場合、一旦中止してください。

次回は、日常生活での注意点と対応策をご紹介
させて頂きます。

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今後、取り上げて欲しいキーワードやご質問など
ありましたら、当院までお電話やメッセージを
頂けましたら嬉しいです。
こちらの お問い合わせ までどうぞ。

恐竜の郷 御船町の欅(けやき)整骨院です。

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