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ぎっくり腰

ぎっくり腰
皆さまにとっても、身近な怪我だと思います。
ぎっくり腰は一般的な名称です。

医学用語では『急性腰痛』『椎間捻挫』
などと呼ばれ、ヨーロッパ・ドイツでは
あまりの痛みから 『魔女の一撃』
とも呼ばれているほどです。

ざっくりと言ってしまえば、
『腰の筋肉が必要以上に伸ばされ
            痛めてしまう現象』

です。

きっかけも、重い物を持った時、
くしゃみをした時など、個人差があります。
原因も同じ様に様々な事が考えられます。

大きく挙げると以下の通りです。
① 筋肉の弱体化、硬結化
② 背骨・骨盤の歪み
③ 体重の増減、筋肉のアンバランス


では順番に解説にして行きます。

【① 筋肉の弱体化・硬結化】
普段から私達は腰に限らずですが、
身体へ負担を掛けています。

その負担が徐々に蓄積し、限界に達すると
ぎっくり腰が起こります。
運動不足による筋力低下や偏食や睡眠不足など
不規則な生活習慣
も原因です。

【② 背骨・骨盤の歪み】
人の背骨は正面や後ろから見れば真っ直ぐです。
横から見た時はS字状の形になっています。
この形によって私達は二足歩行で生活できます。

しかし、この形であるがゆえ腰痛を起こします。
決して<重い物をもったから>だけではなく、
脚を組んだり、横座りの姿勢になったり、
中腰姿勢になったりと長く同じ姿勢で過ごす事で
筋肉は硬くなり血行不良を起こします。

また、筋力が低下する事もあり注意が必要です。

【③ 体重の増減、筋肉のアンバランス】
体重の増減で一喜一憂する事も多いと思います。
ですが、くれぐれも、、、
『体重が増えた → 悪い事』
『体重が減った → 良い事』
とは、結び付けないでください。


筋肉は脂肪より比重が重いので、筋肉が付けば
体重は増えますし、その反対に筋肉が落ちれば
体重が減る場合もあります。
是非、体脂肪も合わせてチェックして下さい。

一方で、、、
『私は運動やトレーニングしているから大丈夫』
と安心している方は居ませんか?

実は、意外と落とし穴が多いのです。
一番の理由は、『慣れ』です。

始めは皆さま初心者なのでトレーナーに訊ねたり
無理をなさらずにトレーニングに入られます。
しかし、年数・経験値が増えてくるとどうしても
『我流』になって来る事が予想されます。

決して<無理をするから>だけではありません。
時間の都合で柔軟体操やストレッチを省いたり、
得意なトレーニングの回数や日数を増やしたり、
次第に偏ったメニュー内容になってしまいます。

その結果、柔軟性がなくなり、上半身と下半身、
又は、左右でバランスが悪くなってしまいます。
そのまま続けると硬くてイビツな筋肉の付き方
なり、腰痛をはじめ怪我の原因にもなります。

もしも、思い当たる方が居られましたら、一度
ご自身のメニュー内容を見直してみてください。

では、ぎっくり腰に実際になってしまったら?
何をすれば良いの?
どこへ行けば良いの?
どうやったら楽になるの?
どのくらいで痛みは良くなるの?
考えただけでも、不安になりますよね。

【自分で出来るセルフケア ①】
ぎっくり腰=横になって安静』は昔の話です。
ですが、直ぐに動ける人ばかりではありません。
ぎっくり腰を起こした直後の急性期では、
激痛のために動く事も出来ない状況になっている
場合もあります。

その場合、ベッドで安静にするしかありません。
痛みの少ない姿勢を見つけ、まず安静にします。
ただし、ここで注意しておく事があります。
それは『ベッドで安静にする期間』です。

少しでも動ける様になったら、痛みの様子を見て
日常生活動作を続ける
事です。
近年ではそうする事で後々の改善に繋がるという
報告もされているそうです。
欧米ではベッドでの安静が逆に症状を悪化させる
との報告もあるそうです。

以上のことから、
数時間~半日間はベッドで様子を見てみましょう。
少しでも痛みが落ち着けば動ける範囲で良いので、
日常生活動作を始めてみましょう。

ぎっくり腰をした患者さんが辛い事の一つに、
咳やくしゃみ等急な動作による痛みがあります。
この痛みを防ぐには、咳やくしゃみをしそうに
なった時は近くにある机や壁に手をつき上半身を
安定させましょう。

もしなかった時は両膝に手を置いてみましょう。
痛みがひびき難くなるはずです。

【自分で出来るセルフケア ②】
『痛み止めの薬』
近年の鎮痛効果はめまぐるしく発展しています。
しかし、湿布など他の薬品との組み合わせでは
身体に影響を及ぼしてしまうケースもあります。
しっかり担当医と相談して、用法・用量を守り、
正しく使いましょう。


【自分で出来るセルフケア ③】
『温めるの?・冷やすの?』
私にとって、ずっと解決されていない課題です。
足首の捻挫同様に腫れて炎症があると考えれば、
冷やす事は当然効果があるはずです。

しかし、ぎっくり腰をした患者さまの中には、
「お風呂に入った事で楽になった」
とお話くださった方も少なくありません。

血行不良が原因の方にとっては温める事の
メリットの方が大きい様に考えられます。

当たり前の事ですが、当院ではその都度、
患者さまお一人おひとりの状態を把握した上で
お伝えしています。
もし迷われた時は当院までお電話ください。

【セルフケアの効果がない時は?】
上記3つは急性腰痛での対処方法です。
通常でしたら、1~2週間ほどで症状が軽減や
改善されてきます。

しかし全く症状の軽減・改善が見られない場合、
腰椎捻挫や筋肉の微細な損傷ではない重篤な
原因も考えられるので注意が必要です。
すぐ掛かりつけ担当医と連絡を取りましょう。


【 まとめ 】
動けるようになるまで少し安静にします。
 その後、医療機関を受診しましょう。
②処方された薬は用法・用量を守りましょう。
1~2週間経っても改善されない時は
 改めて医療機関を受診
しましょう。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

以上が、ぎっくり腰に関する解説です。

当院では急性期からでも施術しておりますが、
再発予防のためのプログラムも用意しています。

何度も繰り返し痛めてしまう方、以前と比べて
治りが遅くなったと感じる方は是非、当院の
再発予防プログラムを受けてみてください。

あなたからのご連絡お待ちしております。
096-282-3336

今後取り上げて欲しいキーワードや質問などが
ありましたら、当院までメッセージ頂けましたら
嬉しいです。
こちらのお問い合わせまでどうぞ。

恐竜の郷、御船町の 欅(けやき) 整骨院です。


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